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高い所に上りたい
滑る手に貴方を感じて
開いたままの1ページ
きっと次は風になる
携帯片手に君待ち時間
幾千のすれ違い
落陽に輝く姿
ロングマフラー
センチメンタリストの慕情
描く未来に君を探す

最悪のトリレンマ
人の恩返し
戦場で歌う唄
いつだって偽り表裏
世界一の愛してる
玉兎と金烏の隠れ鬼 (玉兎…月、金烏…太陽)
残夜を裂く刃
死して尚願う事は
ハルマゲドンの決戦 (ハルマゲドン…聖書で、神と悪魔の最終戦争の場所)
涙の底に沈んだ船

轟音と騒音を凌いで
星の数程の人の中で
惚れたら最後
恋人達の朝
生人に捧げる鎮魂歌
ガキ大将の大冒険
出鱈目ソルフェージュ (ソルフェージュ…旋律をドレミ音名等で歌う読譜唱法)
背負う重荷を半分こ
朝を作る雄鶏
薄荷に染めて

笑って許せる優しさを
日めくりの退屈しのぎ
メタフィクション
持て余した左手
灼熱マンホール
譲り合いってスバラシイ
陳腐な怠惰は残らず棄てて
雲間から見えた晴れ間
他人の為の傘
晩酌手当て

fatalismo (ファタリズモ。イタリア語で運命論)
夜に吠える犬
些細な進歩
手探りで君を手繰りよせ
繋ぐ君の手
行き違いの想い
囁いて微笑
廃人の恋人
貴方を想う自由
余韻が消えても

織り成すのはハーモニー
おいてきぼりの心
“嫌い”と書いて“好き”と読む
マイルストーンの足跡
触れた光に
飛行少女物体
鏡合わせの温室
守る為の強さ
蛍光ピンクのサイン
惚れ薬のレシピ

私を更新
果てなき地平線に目を凝らし
アナタセラピー
浪漫主義の私
写実主義の君
朽ちた線路をなぞり
有りったけの皮肉
鮮烈な君を焼き付ける
幾度目かの早暁
痩躯さらして

鏡にキスして
彩られた天窓
羽を広げて飛び立った
天然水の冷
荒野の真ん中で
無限のメリーゴーランド
悪因悪果の必然
蒼白の夜光虫
初雪と初夢
煩雑思考の片隅で

空気は己で作り出す
それは例えるならまるで
絶体絶命の時
流転の始まり
サボテンの赤い花
頬を掠めた風
笑って別れを
非常に非情なナンセンス
廻る橙の風車
死んでも貫けその愛を

渡せずじまいのラブレター
また会えるといいね
「夢」なんて代物じゃない
腑甲斐ないばっかりに
微熱に浮かされて
合わせ鏡の世界
ダサいTシャツ
揺れて浮かんで瞬いて
いつだって的外れ
独りの縁側で君を想う